二重床で騒音はなぜ防げる?

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マンションなどの集合住宅の場合、階上あるいは階下への騒音は大変気になりますよね。野村不動産などのマンション業者ではよく「我が社のマンションは防音設備として二重床工法を採用しているので安心です」といった宣伝広告内容を見かけます。

二重床というのは、マンションの床に当たる部分である鉄筋コンクリートスラブなどの上に、直接フローリング材やカーペットなどを敷く直床ではなく、スラブの躯体の上に根太材やレベル調整可能な支持脚で支えられ、浮かして施工される嵩上げした床の仕組みのことを言います。

この嵩上げした部分に配管設備を配置する事によって、バリアフリー設計も可能になるというメリットがあります。でも気になるのは、よく掲示板の書き込みなどで「二重床の方が騒音が大きくなる」という意見が目立つ事です。これは本当なのでしょうか。また、なぜ二重床にする事によって騒音を防ぐ効果が出てくるのでしょうか。

二重床の仕組み

乾式遮音二重床工法が取り入れられる以前は、直床に貼るフローリング材の裏にゴムなどの緩衝材を貼り付けただけの施工方法もありました。ですが今はスラブ床に束(支持脚)をたて、スラブ床に接する部分は防振ゴムをつけて、その上にパーチクルボードパネルを敷き、さらにアスファルトシートを敷いた上にフローリングを貼るという施工要領です。これなら床の音や衝撃が直接伝わりにくいし、防音効果も見込めます。

ただ支持脚に防振ゴムをつけなかったり、パネルとフローリングの間に緩衝材を入れない施工の場合は振動がよく伝わり、また二重床になっているぶんだけ空間反響が起こりやすく、いわば太鼓のような音の伝わり方をしてしまっていたケースもありました。「二重床の方がうるさい」というのはこうした施工の場合だったのではないでしょうか。

今はそういったことがないように緩衝材を支持脚とパネルの間にも入れたり、また空間を埋めるために断熱材を充填したりする工法もあるようです。

二重床のフリーアクセスとは?

これは会社のOAオフィスなどによく使われるもので、床と床の間に出来た空間を利用して、電力ケーブル、 LANケーブルなどを配線する方法です。メリットとしては配線が目立たず、足に引っ掛けたりの事故がなくなることや、メタルパンチングの床から冷却風を出し、サーバーの過熱を防ぐ工夫ができます。床暖ならぬ床冷房というべきでしょうか。また支持脚に免震・耐震機能をつけることでコンピューターの地震被害を抑える事もできます。メーカーではナカ工業や昭電などが有名ですね。また店舗でもよく採用されています。

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最終更新日 2008/11/23/です。